向き合うことの大切さ

看護師のストレスは様々なものがありますが、肉体労働による体力的なことや、医療などの知識的な面、対人関係が多いといわれています。
看護師の仕事は、一日中立って歩き回ったり、患者を抱えて移動介助したり、夜勤などで一晩中起きて仕事をしなければならないなど、医療関係者の中でも体力勝負な面が多く、疲労がたまりやすい職業です。
これらの疲労が蓄積することにより、不眠症やホルモンバランスの乱れが起こる場合があります。特に新人看護師の頃に経験する方が多いです。
また、職業上常に最新の医療知識を頭に入れておく必要があるため、自身の知識や能力に自信が持てなかったり、業務が忙しすぎて患者さんに満足のいく看護が出来ていないのではないかという不安から、強いストレスを感じることもあります。
看護師という職業は、多くの人と関わりあう仕事内容のため、対人関係のストレスも感じやすくなります。患者の入れ替わりが頻繁になる外来業務の場合は、採血などの医療行為に不満をぶつけられたり、些細なことでクレームを付けられることもあります。
病棟だと、医師から出た指示通りに患者が治療を受けてくれなかったり、患者との信頼関係が築けないなどの、コミュニケーションの取り方で悩む場合も多いです。時には、ミスをしてしまい先輩に怒られてしまうこともあります。
様々なストレスによって体調を崩してしまう前に、仕事と私生活のメリハリを付けたり、趣味を持つなどといった、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。